reform-before リフォームができるまで


かやぶき屋根の古民家のリフォームの依頼があった。
かつてこの家で暮らしていたが、すぐ隣に住居を建て、空き家になって数十年がたっている。
いたみも激しく、屋根には大きな穴が開いており、その影響で畳や梁が腐り始めている。
取り壊すのか、それとも再生するのか、苦慮の後の決断であった。

亡くなられたご主人との思い出が詰まった家を再生することにしたのだ。
趣味のお茶を楽しみ、友人たちと集う空間へ。
思い出と豊かさを大切にした決断であった。

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リフォーム前の外観。この門の向こうにかやぶき屋根の古民家の屋根が見える かやぶき屋根の右側に増築部分がある。後にここは取り潰すことになる。 勝手口側から。瓦屋根もかなり傷んでいる。 土間から外をのぞむ。
土間の奥には、おくどさん。この古い民家の暮らしを支えていた。 土間の床には木でふたをしてある地下壕が残っていた。歴史と記憶が漂う。 土間の上を見上げれば、小屋裏が。 太い梁が住み人を失ってからもこの家を支えていたのだ。
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天井にあいた大きな穴。風雨が吹き込み、このままでは建物が傷む一方で、施主はリフォームを決意した。 梁も大きく折れて、つっかえ棒をしてあった。 調査風景。構造部分がいたんでいたのでは、リフォームも難しい。現状をできるだけ把握する。 雨水受け用のたらいが床に並べられている台所のいたみが著しい。



リフォーム後の北原の家

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リフォーム後の外観。門と右手にあった増築部分を取り壊すと美しいフォルムの古民家が姿をあらわした。 リフォームというよりも再生。とってつけたような新しさではない。端正な落ち着きがある。 土間の漆喰白壁にニュアンスのある小窓。 以前の竣工の記録が土間に刻まれているのを工事中に発見した。それに並べて、今回の竣工日を土間に記した。思い出がまたできた。
すっきりとした落ち着いた内装。 掘りごたつ。 趣味のお茶を楽しむための釜。 太い梁はそのままに生かした。
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台所にも一枚板の作業テーブルが備えられた。 新たに設けた灯り。 土間から外をのぞむ。 荒れていた勝手口側の外観。焼き板と漆喰壁。

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